期間限定 山椒エール『四万温泉エール三小』を発売しました

四万温泉エール三小

高崎市のシンキチ醸造所の堀澤さんに刺激を受けて、期間限定の四万温泉エールを醸造することに決めました。
タイトルは「発売しました」ですが、発売したのは7月末の「四万温泉ビールフェス」の時ですから、10月の現在ではもうすぐ販売終了しますという感じです。

群馬県産の山椒の実の内、半分は四万温泉内で手摘みしました

以前、どこかのビアフェスで味見をした山椒エールの味が記憶に残っていました。その時「山椒をちょっといれただけで風味がつくんですよ」と言われたので簡単に考えていました。
四万温泉内には自生している山椒の木も結構みるし、親戚の庭にも1本生えている。山椒の葉っぱを摘むときに手に臭いがついて困るくらいだから、葉っぱを2~3㎏摘めばいけるだろう、なんて気軽な物でした。
試しに、山椒の葉っぱを摘んでみて、煮込んだり水出ししたりしてみたら、思ってた以上に香りがつきません。軽くもんだ葉っぱにお湯を注いだハーブティーは手軽で美味しかったです。調べてみると山椒は葉っぱよりも実の方が風味が強いことが分かりました。そこで山椒の実を探してみるとどの木も葉っぱはしげっていますが、実はついていません。そこで妻に相談すると「山椒の佃煮を作っている人に聞いてみる」という事で何とか山椒の実を集めることが出来ました。ちょっと量が足りなそうだったので、道の駅で買ってきた群馬産の山椒の実も使いましたので、四万温泉産の山椒は半分くらいです。

山椒はミカンの親戚の柑橘類です。

結構苦労して集めた山椒ですが、ちょっと量が足りなかったかもしれません。
出来上がった山椒エールは山椒の香りがしていますがやや薄めな感じが、逆に柑橘系らしさを感じさせます。山椒のしびれる感じの辛さがあまり感じられません。でも、それが良い風味で美味しいと言って下さる方もいらっしゃいます。
初めての仕込みでかなり不安な仕込みで、思ってた味にはならなかったですが、想定外に美味しく出来上がって大成功だったと思います。

名前の「三小」は中之条町立第三小学校からもらいました。

四万温泉エールを仕込む前に税務署に届け出ないと醸造できないのですが、その時に名前を決めて申請しなければなりません。
四万温泉エールは四万温泉にちなんだ名前にすることにしているので、いろいろ考えました。わしの屋酒店の近くに私が通った木造校舎の小学校があります。もう廃校になってしまったのですが、懐かしい木造校舎を残そうと頑張っている人たちがいるので、その姿を見ることが出来て、中之条ビエンナーレのメイン会場に根なっています。

この学校はみんなから「三小(さんしょう)」と呼ばれていました。

ここでひらめきました。「三小」と「山椒」は音が同じじゃん!!
名前が決まりました。多分、四万温泉エールの名前として空前絶後の最高傑作だと思います。

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