農業ってやっぱり難しいなってお話。
自家製ホップを使った『手摘みホップ』が出来ました......
今年も自家製ホップのカスケードを使って『手摘みホップ』を仕込んだのがやっと瓶詰め出来ました。
今年はペールエールスタイルにして、アメリカンエール酵母を使い、アロマホップの使用時の温度もしっかり管理して仕込んだので、楽しみにしていました。
想定ではカスケードホップの柑橘系の香りがプンプン香るペールエールが出来るはずだったのですが、
味見をしてみるとホップの主張がないペールエールになっていました。
苦みが弱くスッキリとしているけどモルトの甘みを感じます。
思っていたのとは全く違うのですが、これはこれで美味しいので販売はしています。
ただ、昨年飲んだ方は味が違うな、と思ってしまうと思います。
原因はホップの成育不良かも?
さて、何故思った様な結果にならなかったのか考えたのですが、ホップの香りと苦み両方に影響が出ていることを考えると『ホップが原因』の可能性が高いと思われます。
実際、今年は天候不順だったのでホップがとれるか?心配だったのですが、無事昨年と同じくらい採集出来たのです安心していたのですが、やっぱり品質には差があったんだと思われます。
特別意識したわけではないのですが、一応仕込みの際には事前にホップをよく揉んでおいたり、ボイルしている最中も出来るだけ麦汁とふれる時間を長くしたり気をつかったんですが。
いい機会なので試してみたいこともあります
そんな訳で苦みの少ないことのは変更できないのですが、ホップの香りはまだまだ手を加える余地はあると思うので、この機会に試して見ようかと思います。
それが何かというと『ドライホッピング』です。
クラフトビールに詳しい人なら「何をいまさら」と言われそうな一般的なテクニックなのですが、汚染のリスクがゼロではないので二の足を踏んでいました。
ドライホッピングは出来上がったビールにホップをつけ込むことによって香りを追加するテクニックです。その効果は抜群らしいです。
試してみますが、この後ブログでその話題に触れなかったら『うまくいかなかったのかな?』と思って下さい。
うまくいけば、今後の四万温泉エールがさらに美味しくなるかもしれません。